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ずば抜けて優秀な人がすぐ辞める原因と対処法

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採用担当をやっていると、ずば抜けて優秀な人が面接に現れることがあります。
書類選考の時点では、そんなに目立たないけど、SPIを受けてもらったら、なんとなく成績が良いなと感じる程度です。
営業系で面接の印象がずば抜けて良い人は、入ってきた瞬間、場の空気が変わるのでよくわかります。
事務とか技術系の場合、どちらかというと、最初の印象はパットしないけど、話をしているうちに、この人はかなり優秀だと感じるようになってきます。
当然採用するのですが、せっかく採用してもやめてしまうことが多いです。

私が以前いた会社は中途半端なホワイト企業で、悪い意味で平等でした。
新卒からずっといて、大きな問題を起こさなければ横並びで昇給、昇進していきます。
そのため、社員の質も良くありません。
一方、中途採用者は給与面でも不利益を被る場合があり、仕事の上での評価は収入には反映されません。
昇進はわりとすんなりいきますが、低い給与を引きずったままになるので、給料が低いまま管理職になって残業代がつかなくなります。

ずば抜けて優秀な人がすぐ辞める問題の対処法

採用担当としては、優秀な人を採用したいのですが、確実に浮いてしまい、しかも不利益を被った状態になるので、賢い人はすぐに気付いて去っていきます。
仕事をやってもやらなくても、給料がかわるわけではありません。
仕事をやれば周りの人に好かれるし、仕事の内容のわりに給料が高いので、ブラック企業での転職を何度も繰り返した結果たどり着いた人は、楽だし給料もそこそこだからといって残ってくれたりはします。
ということで、そこそこ楽なホワイト企業の場合は、ブラック企業出身のずば抜けて優秀な人を採用すると、すぐにやめるという可能性は減ります。

現在いる社員の質をあげると優秀な人が辞めにくくなるので、当面はずば抜けて優秀な人ではなく、少し優秀な人を積極的に採用するようにした方が良いです。
ただ、これには時間がかかりすぎるので、並行して問題社員を解雇できるような制度を作った方が良いでしょう。

ずば抜けて優秀な人がすぐ辞める原因として、評価や他の社員のレベル以外に考えられるのは、仕事がつまらないという問題です。
仕事内容が低レベルすぎて、やってられないということです。
会社に来て働いている時間は、お金に変換されますが、同時に本人の人生でもあります。
くだらないことに時間を費やして、人生が終わっていってしまうと考えたら、無意味でくだらない仕事をやって過ごすという選択肢はなくなります。
なので、優秀な人が現れたら、難易度が高くて、社会的に意義がある仕事など、本人が楽しめるような仕事をしてもらうように努めたほうが良いです。







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