転職

人事担当者目線で考えた中途採用で採用されやすくなる方法

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私は採用担当の仕事をしています。
職種は主に事務職となっておりますが、事務職の中でもいろいろな部署があるため、特定のスキルが必要とされる職場ではありません。
特定のスキルが必要とされる職場の中途採用の場合、そのスキルがあるかどうかが前提条件となりますが、多種多様な仕事がある職場の場合はかなり事情がことなります。

結局、他の応募者との比較になったり、タイミングの問題で採用されるかどうかは大きく変わってきますが、採用担当者の立場から採用されやすくなる方法を考えてみました。

書類選考

履歴書、職務経歴書は丁寧に書く。

人事担当者の立場からすると、履歴書、職務経歴書を見ても仕事ができるかどうかはわかりません。
学歴を見て、まあ地頭は良さそうだなとか、転職回数や期間をみて、すぐやめそうだなといった判断くらいしかできません。
なので、書類選考の段階ではざっくり経歴に不審点がないかを確認した上で、書き方を見ることで、気が利くタイプであるとか、独りよがりなタイプであるとかいった人となりの推測をします。

手書きの場合は字を書くのが苦手でも、丁寧に書くことが重要です。
当たり前のことのように思えますが、意外と雑な部分が見え隠れします。
間違えた部分を訂正印で書き換えたりしないほうがよいです。
経歴がいまいちで同じような人がたくさん応募してきていたら、そういうところで書類選考は落とされます。
仮にその会社にどうしても入社したいと考えているわけではないとしても、その会社に絶対に入社したいならどうするかを考えて履歴書を書くと良いです。

職務経歴書は長々と書かない。

客観的に読みたくなるように書いたほうが良いです。
採用担当者は、日々、大量の職務経歴書を読んでいます。
5ページくらいあって、びっしり書いてあるようなものが届いたら、まず最初に頭にこの言葉が浮かびます。

こんなん誰が読みたいと思うんだ?

職務経歴は1ページくらいで、簡潔にさらっと書いて、2ページ目に人事担当者が理解できるように仕事の内容とそこで得られたスキルを説明するような自己アピール文を書いておくと良いです。

例えば、前職ではSEとして、銀行システムの開発、保守をしていたというような内容を職歴として書いていた場合、
なんとなく凄そうに見えるけど、採用したら何をやってもらえばよいのか、うまくやっていけるのか想像がつきません。

ATMの指認証の部分を作成するチームでプログラムを作っていました。プログラムを作る仕事はパソコンと1日中向き合って人と接することがないといったイメージがあると思いますが、実際には、仕様を決めるときに、お客様のニーズを汲み取ったり、トラブル対応における状況判断のための聞き取り調査であったり、コミュニケーション能力は必須の業務でした。

といった感じで採用担当者が不安に思ってそうな点をカバーしつつ、理解しやすいないようにまとめると良いです。

転職が多い場合は、履歴書の時点で採用側の不安を取り除く、もしくは、スキル部分で期待させる内容を入れておかないと、
転職回数が多いという理由だけで書類選考で落ちてしまうこともあります。

適性検査

SPI等の適性検査は、事前にできるだけ対策したほうが良いです。

あまりに成績が悪かったり、対人の部分が極端に悪いと不採用になります。
最低一冊くらいは、SPIの本を読んでから臨みましょう。

迷ったら、とりあえず会ってみようということで適性検査の結果が良い人を残します。

面接

とにかく明るい雰囲気を出す。
入室した瞬間、その場の空気は応募者の雰囲気になります。
採用になる多くの人は、ドアを開けて入ってきて座るまでの数秒で部屋の空気を一変させるような雰囲気を持っています。
といっても、簡単にできることではないので、とにかく明るく爽やかな雰囲気を出すようにするとよいです。
声が小さいとか、暗いとか、なんとなく感じ悪いとか、面接官は敏感に感じ取ります。

話の内容は、本音を言っても良い

転職をする理由を聞かれると、社会貢献だとかよくわからないことをいう人が多いのですが、
単純に、Uターンで仕事を探しているとか、転勤が多いから地元で安定した仕事につきたいとか、あまりにサービス残業が多すぎるから、ちゃんとした会社に転職したいとか、そりゃそうだよねって思えるような理由を言ってくれたほうがわかりやすくて良いです。

志望動機は、うやむやでも、別に良いです。
転職活動をして、いろいろな会社に応募していることもこちらはわかっているので、適当に辻褄あわせたこと言ってくれればよいです。
探している業種で、通勤できそうな場所にあって、たまたま募集がでてたから応募したって正直に言っても問題なしです。

質問に対して、一言で答えすぎない。

一問一答みたいになってしまうことがたまにあります。

面接官は、質問の答えが欲しくて質問しているだけではありません。
どちらかというと、応募者がアピールしやすいように、何かを引き出そうと思って質問しています。
質問の意図を汲み取って、一問一答にならないように気をつけたほうが良いです。

面接前後も油断しない

面接会場で案内してくれる人がいる場合、その人とのやりとりも全部面接官に伝わると考えたほうが良いです。
たまに面接官の前だけで態度よくて、案内人に横柄な態度をとる人がいます。







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