アンティークコインは第三者鑑定機関というものが設立されたことにより、
以前に比べて、安全に取引ができるようになりました。
そのことにより、世界中で金貨、銀貨等の取引が活発になりました。
第三者鑑定機関はたくさんあるようですが、現時点では、
アメリカのPCGS(Professional Coin Grading Servic)と
NGC(Numismatic Guaranty Corporation)の2つを知っておけばよいです。
シェアは、この2つだけで90%を超えています。
PCGSとNGCで鑑定済みのコインは、スラブという鑑定書を兼ねた
ケースに収納された状態で取引されます。
グレードを表す数値、種類、発行年度など、
コインの詳細情報が記載されています。
鑑定機関に在籍する鑑定士は、コインの所持を禁じられているので、
自己保有のコインに不当に高いグレードを付けて、
販売するといった、インサイダー取引のようなことはできません。
そのことにより、公平な鑑定を保証されています。
スラブに記載されている鑑定結果は、信頼性がありますが、
偽スラブといって、スラブそのものが偽物である場合があります。
近年、ヤフオクで購入して、偽物だったという報告が少しずつ
増えているようです。
偽スラブの見分け方に関してはこちらを参考にしてください。